まだ見ぬ花に
つばさ 作詞
君と最後に会った
桜の頃がやがてまた来る
見上げた木々は少し
膨らみかけたつぼみ抱いて
君のいない当たり前に
まだ少しとまどっている
巡る季節に僕のこころは
あの頃と変わらないまま
これから幾度こんな季節を
迎えてゆくのだろう
まだ見ぬ花に君の面影が
鮮やかによみがえる
君と出会った街を
通り抜けてく冷たい風は
見上げた木々をそっと
揺らしてはまた舞い上がってく
君のいない当たり前に
まだ少しとまどっている
風に舞う花 長い黒髪
今もなお瞳に映る
これから幾度 こんな季節を
迎えてゆくのだろう
戻ることはない 時は流れゆく
微笑みは帰らない
木漏れ日が影をゆらす
やわらかな春が滲む
求めているものが声になるなら
これほど楽なことはないだろう
これから幾度こんな季節を
迎えてゆくのだろう
まだ見ぬ花に君の面影が
鮮やかによみがえる
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